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ビルドログ:KagaMidget(自作キーボードキット)

自作キーボードキット「KagaMidget」を2こ組立てたので、二個目でビルドログかきました。
こういう小さいサイズのキーボードは一般の人にも需要があるんじゃないかなと思う。
3000円で作れるのはけっこうアツいと思います。

画像いっぱいあるので参考になったら幸いです

作者の方によるビルドガイド

github.com
漢気あふれるビルドガイドでこれはこれで楽しい

作成の流れ

ビルドガイドでは下記の手順となっており、これを細かく画像付きでやっていく。

  1. 大きな声を出してやる気を奮い立たせます。
  2. タクトスイッチの足をニッパーで短く切ります。
  3. ピンソケットを12の長さに折って足をニッパーで短く切ります。
  4. PCBにダイオード48個をハンダ付けします。
  5. PCBにピンソケット2個をハンダ付けします。
  6. PCBにタクトスイッチ49個をハンダ付けします。
  7. ProMicro付属のピンヘッダをピンソケットに挿し込み短く切ります。
  8. 短く切ったピンヘッダのピンにProMicroを通してハンダ付けします。
  9. QMKファームウェアを書き込んで動作確認をします。
  10. 各プレートでPCBを挟んでネジ留めします。
  11. 完成です。やったね。

作成の様子

0. 思い立つ

1. 大きな声を出してやる気を奮い立たせます。

2. タクトスイッチの足をニッパーで短く切ります。

タクトスイッチが50個入っていたので足を切る。
どのくらいの長さに切るかというと、基板に差し込んだときに裏に飛び出ない程度。
下の画像が、基板にスイッチをはめてみたとき、裏から見た様子。
0.2~0.3mm程度埋もれているくらいを目指した。
f:id:udaryyyy:20190716004142j:plain
KagaMidgetはとにかく部品がPCBから飛び出さないように組んでいくことが仕上がりの美しさに直結する。
飛び出ない程度の長さに切ったものは下の画像のような状態。
このままだと足が開きすぎて基板の穴に入らないので、ペンチなどでそっと足の開きをすこし閉じてあげると後々楽だった。
f:id:udaryyyy:20190716004037j:plain
数があり緻密な作業だが、ここでしっかりやっておけばスイッチについてはあとは楽。
大量にあるので休み休みやった。
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3. ピンソケットを12の長さに折って足をニッパーで短く切ります。

f:id:udaryyyy:20190716004505j:plain
12と2に分かれるが、いざというときに2の部分も使えるため完成まで取っておくといい。
※ここでピンソケットの足を短く切るのですが、項番5になるまで忘れていたのでそこで書きます

脱線. moge防止

moge防止。
f:id:udaryyyy:20190716005033j:plain
いろんな人にアドバイスもらって成功率が爆発的に上がりました。その節はお世話になりました。。。
f:id:udaryyyy:20190716005043j:plain

4. PCBにダイオード48個をハンダ付けします。


この上にある黒いビロビロの中に小さいダイオードがいる。
開封して全部小さいケースに入れるなどして作業するとやりやすい。
f:id:udaryyyy:20190716005412j:plain
チップダイオードで、黒い部分の長辺が2mmくらいのサイズ。
f:id:udaryyyy:20190716005422j:plain[
PCB上の「 ❘ 」とダイオードの「 ❘ 」が同じ向きに来るようにはんだ付けをしていく。
f:id:udaryyyy:20190716005438j:plain]
向きを間違えると地獄を見るので気を付ける。
つけ方は私なりの方法を下記画像に記載…
正しいかはわかってません。
f:id:udaryyyy:20190716010031j:plain

5. PCBにピンソケット2個をハンダ付けします。

公式ビルドガイドと順序を変えたところ

…の前にピンソケットの足を短く切り忘れていたので切った。
この時項番7の部分の一部を事前に処理した。
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ソケットの足を短く切った。(写真左)
PCBに差し込んだ時裏面には0.3mm程度足りないくらいにした。
そのソケットにProMicro付属のピンヘッダ(写真真中)の長い方をきちんと奥まで挿し込む(写真右上ピンヘッダ、下ソケット)。
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ピンソケットとピンヘッダを一体化させたもののピンを、ピンソケットから1.5~2mmほどの長さでピンを切る。
写真でいう左から右のようにする。
二つに分かれた部品の下側(ソケット側)を使う。
(これはおそらくKagaMidgetの厚みの調整のため、ProMicro付属のピンヘッダでは黒い部分が分厚すぎるためにピンソケットを用いた部品作成をすることで解決していると思われる)
(画像の上側は使わないけど失敗したたときにピンを抜いて使えるので取っておく。)

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ここでできた2つの部品とProMicro、PCBを、ProMicroのコネクタとダイオードが内側にくるように組み合わせて、ピンがPCBとProMicroから飛び出ていないことを確認する。
ここで飛び出ていたら短く調整する。
ProMicro側:飛び出ていると最後鏡の部品の鏡面処理部分に傷がついてしまう。
PCB側:あまりにも飛び出ているとキースイッチが美しく配置できず仕上がりが微妙になる。


はんだ付け

コツは「なるべくはんだを盛らない」こと。
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このはんだ面の上にスイッチを並べるため、盛ってしまうとスイッチの並びがゆがむ。
盛ってしまった場合、はんだ吸い取り器なら基盤から少し浮かして吸い取ると基板からはみ出た部分だけ吸われるという謎技術を得た。

はんだ付け仕上がりチェック

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はんだ付けが終わったら美しくスイッチを並べられるか、一度すべてのスイッチを差し込んでみて、光の反射で様子を確認し、必要であれば手直しをする、ということができた。
下記動画は音なります

6. PCBにタクトスイッチ49個をハンダ付けします。

はんだ付けする。スイッチをキレイに並べたら固定して裏返してはんだ付けした。
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表面も確認しつつ。
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逆面に1つだけProMicroのリセット用スイッチを付ける。
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印字のある方にスイッチが来るようにつける。

7. ProMicro付属のピンヘッダをピンソケットに挿し込み短く切ります。

項番5に包含されているため略

8. 短く切ったピンヘッダのピンにProMicroを通してハンダ付けします。

ProMicroのコネクタとダイオードが向かい合うように。
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ちなみにこの画像だとはんだを盛りすぎているので後々調整して平らにした。

9. QMKファームウェアを書き込んで動作確認をします。

焼くのは先日記事かいた
焼いた後すべてのキーが反応するかを最終確認する。
udaryyyy.hatenadiary.com
udaryyyy.hatenadiary.com

10. 各プレートでPCBを挟んでネジ留めします。

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画像がボケているがこの順でうまくやる。

11. 完成です。やったね。

はあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~美しくてかわいい~~~~~~~~~~~~~~~~~

やったね

持ち歩く子を選べて楽しい毎日がやってくる
ありがとうございました。