ビルドログ:KagaMidget(自作キーボードキット)
自作キーボードキット「KagaMidget」を2こ組立てたので、二個目でビルドログかきました。
こういう小さいサイズのキーボードは一般の人にも需要があるんじゃないかなと思う。
3000円で作れるのはけっこうアツいと思います。
画像いっぱいあるので参考になったら幸いです
- 作者の方によるビルドガイド
- 作成の流れ
- 作成の様子
- 0. 思い立つ
- 1. 大きな声を出してやる気を奮い立たせます。
- 2. タクトスイッチの足をニッパーで短く切ります。
- 3. ピンソケットを12の長さに折って足をニッパーで短く切ります。
- 脱線. moge防止
- 4. PCBにダイオード48個をハンダ付けします。
- 5. PCBにピンソケット2個をハンダ付けします。
- 6. PCBにタクトスイッチ49個をハンダ付けします。
- 7. ProMicro付属のピンヘッダをピンソケットに挿し込み短く切ります。
- 8. 短く切ったピンヘッダのピンにProMicroを通してハンダ付けします。
- 9. QMKファームウェアを書き込んで動作確認をします。
- 10. 各プレートでPCBを挟んでネジ留めします。
- 11. 完成です。やったね。
- やったね
作者の方によるビルドガイド
github.com
漢気あふれるビルドガイドでこれはこれで楽しい
作成の様子
0. 思い立つ
今からKagaMidget組むか
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
1. 大きな声を出してやる気を奮い立たせます。
今更始めた
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
大きな声を出した
2. タクトスイッチの足をニッパーで短く切ります。
タクトスイッチが50個入っていたので足を切る。
どのくらいの長さに切るかというと、基板に差し込んだときに裏に飛び出ない程度。
下の画像が、基板にスイッチをはめてみたとき、裏から見た様子。
0.2~0.3mm程度埋もれているくらいを目指した。
KagaMidgetはとにかく部品がPCBから飛び出さないように組んでいくことが仕上がりの美しさに直結する。
飛び出ない程度の長さに切ったものは下の画像のような状態。
このままだと足が開きすぎて基板の穴に入らないので、ペンチなどでそっと足の開きをすこし閉じてあげると後々楽だった。
数があり緻密な作業だが、ここでしっかりやっておけばスイッチについてはあとは楽。
大量にあるので休み休みやった。
スイッチの足を切ってラジオペンチで足の開きを並行気味にした pic.twitter.com/0PsY8Ox8I0
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
基盤に挿してみたときの裏面
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
ピッタリより0.1〜0.2mmくらい短くなるような感じで切れました pic.twitter.com/AEACYIssy8
3. ピンソケットを12の長さに折って足をニッパーで短く切ります。
12と2に分かれるが、いざというときに2の部分も使えるため完成まで取っておくといい。
※ここでピンソケットの足を短く切るのですが、項番5になるまで忘れていたのでそこで書きます
ピンソケット切った
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
(公式?ビルドガイド→https://t.co/sQbTwYJtnn) pic.twitter.com/IGwtM5Wvx5
脱線. moge防止
moge防止。
いろんな人にアドバイスもらって成功率が爆発的に上がりました。その節はお世話になりました。。。
moge防止
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
エポキシおいしくない pic.twitter.com/qBdjh4kL9q
4. PCBにダイオード48個をハンダ付けします。
エポキシが乾くまでの間にダイオードをはんだ付けしていく
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
白かわいい pic.twitter.com/T3HSrNiN9I
この上にある黒いビロビロの中に小さいダイオードがいる。
開封して全部小さいケースに入れるなどして作業するとやりやすい。
チップダイオードで、黒い部分の長辺が2mmくらいのサイズ。
[
PCB上の「 ❘ 」とダイオードの「 ❘ 」が同じ向きに来るようにはんだ付けをしていく。
]
向きを間違えると地獄を見るので気を付ける。
つけ方は私なりの方法を下記画像に記載…
正しいかはわかってません。
チップダイオード
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
黒い部分の長辺が2mmくらいのサイズ。
PCB上の「 ❘ 」とダイオードの「 ❘ 」が同じ向きに来るようにはんだ付けをしていく… pic.twitter.com/ozkoiB8Dy4
ダイオードの仮留めした(片側だけ) pic.twitter.com/ovN9EFntav
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
ダイオード仮留めと逆側つけた、これから仮留め側をメンテする。つなみにせっかくなのでPCBの外側断面を白マニキュアで塗装しました pic.twitter.com/q9D6JZ8tBN
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
ダイオードついた pic.twitter.com/XD16KpvaAe
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
私の場合こういう付け方なんだけど他の方法でオススメあれば知りたい③かきわすれたけど②の下です pic.twitter.com/PtpdHxmfF8
— udaryyyy (@udaryyyy) July 14, 2019
5. PCBにピンソケット2個をハンダ付けします。
公式ビルドガイドと順序を変えたところ
…の前にピンソケットの足を短く切り忘れていたので切った。
この時項番7の部分の一部を事前に処理した。
ソケットの足を短く切った。(写真左)
PCBに差し込んだ時裏面には0.3mm程度足りないくらいにした。
そのソケットにProMicro付属のピンヘッダ(写真真中)の長い方をきちんと奥まで挿し込む(写真右上ピンヘッダ、下ソケット)。
ピンソケットとピンヘッダを一体化させたもののピンを、ピンソケットから1.5~2mmほどの長さでピンを切る。
写真でいう左から右のようにする。
二つに分かれた部品の下側(ソケット側)を使う。
(これはおそらくKagaMidgetの厚みの調整のため、ProMicro付属のピンヘッダでは黒い部分が分厚すぎるためにピンソケットを用いた部品作成をすることで解決していると思われる)
(画像の上側は使わないけど失敗したたときにピンを抜いて使えるので取っておく。)
ここでできた2つの部品とProMicro、PCBを、ProMicroのコネクタとダイオードが内側にくるように組み合わせて、ピンがPCBとProMicroから飛び出ていないことを確認する。
ここで飛び出ていたら短く調整する。
ProMicro側:飛び出ていると最後鏡の部品の鏡面処理部分に傷がついてしまう。
PCB側:あまりにも飛び出ているとキースイッチが美しく配置できず仕上がりが微妙になる。
12本のところで切ったピンソケットの足を短く切った(写真左)、PCBに差し込んだ時裏面には0.3mm程度足りないくらい。
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
そのソケットにProMicro付属のピンヘッダ(写真真中)の長い方をきちんと奥まで挿し込む(写真右上ピンヘッダ、下ソケット)。
ビルドガイドでモヤる所なんだけど組み立て終わると納得する pic.twitter.com/lKS4iR9CyH
んでこれを左から右のようにする。二つに分かれた部品の下側(ソケット側)を使う。上側は使わないけど失敗したたときにピンを抜いて使えるので取っておく。 pic.twitter.com/3pNsKWfQ8P
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
二つとも切ったところ。上側はProMicro、下側はPCBにつなげるので仮組みしてみて、ピンが絶対飛び出さないことを確認。
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
そのあとPCB側だけはんだ付けする pic.twitter.com/HFbU12xzCm
はんだ付け
コツは「なるべくはんだを盛らない」こと。
このはんだ面の上にスイッチを並べるため、盛ってしまうとスイッチの並びがゆがむ。
盛ってしまった場合、はんだ吸い取り器なら基盤から少し浮かして吸い取ると基板からはみ出た部分だけ吸われるという謎技術を得た。
した
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
ここでなるべく限界まで「はんだを盛らない」のが美しくスイッチを並べるコツの一つ
持ってしまった場合ははんだ吸い取り器なら基盤から少し浮かして吸い取ると基板からはみ出た部分だけ吸われる(この後再び溶かして付け直すことも必要かも pic.twitter.com/US11IFHXFn
はんだ付け仕上がりチェック
はんだ付けが終わったら美しくスイッチを並べられるか、一度すべてのスイッチを差し込んでみて、光の反射で様子を確認し、必要であれば手直しをする、ということができた。
下記動画は音なります
こういうかんじ pic.twitter.com/HH4FP42STN
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
6. PCBにタクトスイッチ49個をハンダ付けします。
はんだ付けする。スイッチをキレイに並べたら固定して裏返してはんだ付けした。
表面も確認しつつ。
逆面に1つだけProMicroのリセット用スイッチを付ける。
印字のある方にスイッチが来るようにつける。
スイッチはんだ付けした
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
何らかのものでスイッチを固定しながら裏返してはんだ付けするとうまく行く pic.twitter.com/xOFhIx3Arz
こっちの面の左下にもProMicroリセット用のスイッチをはんだ付けする pic.twitter.com/kRKeVmPXkL
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
7. ProMicro付属のピンヘッダをピンソケットに挿し込み短く切ります。
項番5に包含されているため略
8. 短く切ったピンヘッダのピンにProMicroを通してハンダ付けします。
ProMicroのコネクタとダイオードが向かい合うように。
ちなみにこの画像だとはんだを盛りすぎているので後々調整して平らにした。
ProMicroをこの向きではんだ付けする pic.twitter.com/i0veAv6Qpx
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
9. QMKファームウェアを書き込んで動作確認をします。
焼くのは先日記事かいた
焼いた後すべてのキーが反応するかを最終確認する。
udaryyyy.hatenadiary.com
udaryyyy.hatenadiary.com
〜ここでQMKでファームウェアを焼くンゴね〜
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
焼けました pic.twitter.com/2oEOT1xVj1
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
10. 各プレートでPCBを挟んでネジ留めします。
画像がボケているがこの順でうまくやる。
この順で並べます。あとはよしなに組み立てます。 pic.twitter.com/BzyCJx4m4L
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
11. 完成です。やったね。
完成!黒と並べた。乳白めちゃかわいいです。食べたい。 pic.twitter.com/gjUa8Gzhq8
— udaryyyy (@udaryyyy) July 15, 2019
はあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~美しくてかわいい~~~~~~~~~~~~~~~~~
やったね
持ち歩く子を選べて楽しい毎日がやってくる
ありがとうございました。