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Windows10・WSLで自作キーボードのファームを焼いた(下準備編)

知識ほぼゼロの状態から自作キーボードのファームウェアを焼けるようにしたので備忘録
初回だけやればいいところを下準備編(今回)、ファームウェア焼くたびやることを焼き編で書く

前提

WSL

WSLというのはWindows上でLinuxというOSを動かすためのシステム。
今自作キーボード界隈で確立しているファームウェアの書き込みにかかわる一連の作業はLinuxMacOS上で行うのが適している。
(必要なツール群があらかじめそろっていて環境構築が楽。)
そのためWSLを有効にした上でUbuntuLinuxの一種)を手持ちのWindows10端末に入れて作業をする。 

QMK Firmware

キーボードのためのオープンソースファームウェアGitHubにある。
qmk.fm

GitHub

Gitというバージョン管理ソフトと連携したサービス。

Windows10でWSLを有効にする

下記記事の「WSL(Windows Subsystem for Linux)のインストール」を参照した。
qiita.com

Ubuntuを入れる

上記記事と同様Microsoft StoreからUbuntuをダウンロード。
起動したら案内通りにユーザー名とパスワードを設定する。
このとき入るUbuntuコマンドラインのみでGUIはない。

GitHubアカウントを作る

Windows側のブラウザなどでアカウントを作成する。
普通にSNSのアカウント登録の要領と同じ。

QMK FirmwareをFork

GitHubでqmk_firmwareと検索し、qmkアカウント(プロジェクト)のqmk_firmwareレポジトリ(Gitで管理されているファイル・ディレクトリ群みたいなもの)を開く。
ページ右上のForkをクリックするとForkされる。
(具体的には自分のアカウントのレポジトリとしてqmk_firmwareレポジトリが複製される。)

git cloneする

自分のアカウントにForkされたqmk_firmwareレポジトリをGitHub上で開く。
「Clone or download」というボタンをクリックし、出てきたURLをコピー。
Ubuntuにて下記コマンドラインを入力して実行。
※実行した時点でのユーザの居場所にファイルがダウンロードされるため注意。
 Cドライブ(/mnt/c/Users/ユーザ名/)あたりが無難?

git clone --recurse-submodules 【URL】

これでCloneされる。
具体的には、自分のアカウントにあるqmk_firmwareレポジトリが手元のパソコンにダウンロードされる。

参考
docs.qmk.fm

sudo ./util/wsl_install.sh の実行

下記記事の「WSLからqmk_firmwareのバッチを実行します」をする。
qiita.com

avrdudeのインストール

ファームウェアをProMicroに書き込むときに必要なソフトavrdudeをインストールする。
Ubuntuで以下を実行。

sudo apt install avrdude

下準備編・完